2月3日(土)~4日(日)
今年も、法華宗総本山本成寺の一大行事として行われる本成寺鬼踊りに参加しました。先日、本成寺の一部から不審火が出たと聞いた時には、肝を冷やしましたが、ボヤで済んでホッとしました。
鬼踊りは、室町時代、本成寺の僧兵と農民が力を合わせて盗賊を追い払ったという故事にならい、厄祓いの形で節分の豆まき行事として続けられています。今年は土曜日となり、比較的お天気も穏やかだったので、例年以上の観客で盛り上がりました。
本堂の厳粛な空気の中に響きわたる鬼たちの叫び声。大きな鋸、本物そっくりの斧などの金物を持ち大暴れするその姿は迫力満点です。幼い子供たちは鬼に抱かれると元気に育つと言い伝えられており、親は泣き叫ぶ我が子を鬼に差し出します。逃れようと必死にもがく子供たちの様子は可哀想でもあり、微笑ましくもあります。
最後はみんなで鬼に豆を投げつけて退散させ、平和と安全を祈りました。ちなみに、黄色の鬼は愚痴や甘えの心を表すとのこと。有難い節分の儀式を得て、わたしも日々精進したいと思います。