5月8日(水)
時代は平成から令和を迎え、私も新たな気持ちでGW明けの国会に臨んで参ります。
今日は、令和元年最初の文部科学委員会が開かれ、法科大学院・司法試験連携法改正案の審議と採決が行われました。
そもそも司法制度改革の一環である法曹養成制度の見直しは、法務委員会と合同で審議すべき内容であり、文科・法務委員会連合審査を再三、与党に対して申し入れたにもかかわらず、到々開かれることはありませんでした。
加えて、私が参考人質疑の際に指摘した今回の改正案で法曹志願者が増えるのか、法科大学院教育の充実と時間的・経済的負担の軽減になるのかについて、この間の質疑を通じても政府から納得のいく答弁はなく、さらに驚くことに、法科大学院在学中の司法試験受験について、政府の中央教育審議会で議題にすら上がっていなかったことが明らかになりました。
国会審議の在り方だけでなく、中身や手続きにも瑕疵がある法案に賛成できるはずもなく、採決では立憲会派だけでなく、国民・維新・共産・社民・未来全ての野党が反対しました。
このところ、非常に粗雑な法案が形だけの審議で政府から提出されることが多い気がしています。国民生活や社会に与える影響について、もっと悩み、苦しみ、考え抜いた上で提出されるべきです。