7月30日(火)
国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会が「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を決定しました。
世界遺産登録に向けた活動が始まってから4半世紀余り、新潟県民の悲願がついに達成されることとなりました。
私も「佐渡島の金山」が顕著な普遍的価値を持つ、世界文化遺産にふさわしい、日本が世界に誇るべき文化遺産であると確信し、後押しを続けてきたこれまでを振り返り、感慨もひとしおです。
今後世界から一層注目を集めることとなりますが、世界遺産登録が最終的なゴールではありません。
富士山をはじめ日本国内の観光名所各地で、観光客の急増により「オーバーツーリズム」が発生しています。
観光客の増加で地域経済が活性化しても、地域で暮らす方々の生活環境に支障が生じては、待望の世界遺産登録が台無しです。
新潟県の明るい未来へつながるものとなるよう、今回の世界遺産登録を新たなスタートとして、喜びに浮かれることなく心を引き締めて、国政の立場から引き続きできうる限り微力を尽くして参ります。