2025年4月1日(火)
昨日、異例の2回修正となった2025年度予算案が衆議院本会議で可決・成立しました。過去最大の115兆1978億円です。衆議院から参議院に送付された予算案が参議院で修正され、再び衆議院に回付されたのは憲政史上初めてだそうです。それもこれも、石破総理のリーダーシップの欠如が招いた混乱です。そもそも衆議院予算委員会でわが党の野田代表はじめ多くの議員が繰り返し指摘した高額療養費の引き上げ凍結を、石破総理が真摯に受け止めもっと早く決断していればここまでの混乱にはならなかったはずです。
また、参議院で予算審議をしている最中に、予算成立後に強力な物価高対策を打ち出す考えを示したのには大変驚きました。今、審議している予算では不十分であり、物価高対策への実効性がないということを総理自らが自白したようなものです。立憲と国民で共同提出した4月からのガソリン減税法案を、自民、公明、維新は否決しておきながら、どの口が言っているんだという思いです。
予算案が衆議院を通過する前夜に、自民党の新人議員15人を公邸に招待し、気前よく10万円の商品券までお土産に渡していたことも大問題でした。驚くことに、歴代政権でも同様のことが行われていたとの証言が出て、伝統ある自民党の金権政治の根深さを知って唖然としました。
私たちが求めている企業団体献金の禁止について、当初約束していた年度末までの合意、成果を得ることができませんでしたが、引き続き各党で議論をし、国民の理解と納得を得る結論を出せるようがんばります。自民党はなにかにつけて政治活動には金がかかると言い訳しますが、裏金とか、商品券を子分や地方議員にばらまいているから、政治に金がかかるのでしょう。お米の値上がりだけでなく、様々な食品、日用品が値上がりし、日々の暮らしはより一層厳しさを増しています。自分たちの懐を豊かにするのではなく、国民生活を救う政治が必要です。









