ドイツ教育研究大臣の表敬

4月16日(火)

亀岡委員長らとともに文部科学委員会を代表して、ドイツのアニヤ・カルリチェク教育研究大臣一行の表敬訪問を受け、AIなどの先端技術に対する国の取り組みや教育のデジタル化に対する支援等について、意見交換を行いました。

ドイツのカルリチェク教育研究大臣表敬訪問。

 

私からは、「大臣始め訪問団5名のうち4名が女性議員であり、大変羨ましく思う。一方で日本の女性国会議員比率(衆議院)は10.2%で、世界の中で165番目。昨年は有名な医大が女子受験生を不合格にしていた不祥事も発覚した。現実問題として、医師だけでなく、研究者や政治家が結婚、妊娠、出産でリタイアしないといけなく、復帰しようにも寛容に受け入れる環境ができていない課題がある。その点について、ドイツの現状と取り組みはどうか。」と伺いました。

カルリチェク教育研究大臣。

カルリチェク大臣は、「ドイツでも非常に重要なテーマで、メルケル首相も最近の組閣において、閣僚の半分を女性にすることで、この問題の重要性に関してシグナルを発している。与党においても、女性議員の割合を50%にする目標を立て、この数年間取り組んでいるが、まだ困難な状況だ。そもそも国民は女性と男性は半々なので、その声を議会に適切に反映させるために連邦議会において女性議員の割合を高めていくことは重要だと共通認識を持ち、実現には至っていないが、議論は常にしている。また、研究者に目を向けると、優秀な研究者が家庭の事情でどうしても考えなければならないことが出てくる。そういう女性を支援するために、女性の研究者向けにプログラムを作成した。私はこの問題を非常に重視していて、省上げて支援していきたい。」と力強く述べられました。

国対役員・筆頭理事合同会議での辻元国対委員長の挨拶。

文科・法務合同部会で国民民主党の法科大学院改正案についてヒアリング。

女性が首相に就任しているドイツにおいても、まだまだ「ガラスの天井」を突き破るための取り組みが続いているのですね。世界経済フォーラムの男女格差国別ランキングで、日本は149か国中、110位の不名誉な地位に低迷しています。女性が個人としてもっと実力をつけ、寛容な社会をつくっていかねばなりません。

福島県の農産物を扱う里山ガーデンファームが国会議事堂にオープン!

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