5月19日(月)
沖縄及び北方問題に関する特別委員会の理事として、視察に参加しました。朝7時半に羽田を発ち、釧路空港から根室までバスで片道3時間かけて移動し、22時過ぎに帰京するという強行軍でした。
「こんなにくっきり見えるは初めてだ!」当地を何度か視察されている安住淳委員長が驚きの声をあげられましたが、天候に恵まれ、海も穏やか、海上保安庁の巡視船からは歯舞群島(はぼまいぐんとう)の貝殻島や水晶島を目視できました。また、国後島の爺爺(ちゃちゃ)岳も見え、あらためて北方領土はこんなにも近くにあるのだと実感しました。
1946年、ソ連が四島を一方的に自国領に編入し、日本人を強制退去させました。元島民のみなさんはすでに平均年齢79歳となり、先祖の墓のある故郷が、いまだに不法占拠されていることを深く悲しみ、怒っておられました。
安倍総理、プーチン大統領の日露首脳会談は5回を数えましたが、ウクライナ問題が日露関係に水を注し、領土問題解決のための交渉は停滞しています。
この問題を風化させることなく、全国民が関心をもち、政府の交渉を後押ししていくことが重要です。また、元島民への支援、根室地域の振興促進についてもしっかり対応していかなくてはなりません。