8月27日(木)
本日、同僚議員とともに民主党議員立法「35人以下学級法案」を衆議院事務総長に提出しました。
民主党政権時の2011年には、小学校1年生の学級編成の標準を30年ぶりに見直し、40人から35人に引き下げ、また小学校2年生についても予算措置において35人以下学級を実現しました。
今回の法案は、さらに中学校3年生まで6年かけて段階的、計画的に35人以下学級を進めていく内容です。ちなみに、初年度に必要な予算は87億円と見積っています。新国立競技場建設の膨大な税金の遣われ方に比べたら小さな額であり、本気になれば実現可能だと思います。
現在、教育現場では、いじめ対策、特別支援教育、貧困による教育格差の解消など、社会の変化によって学校が対応しなければならない現代的な教育課題が増大しています。その結果、教職員は多忙を極め、子ども一人ひとりと向き合う環境にないのが現状です。
国会では、与野党ともにそのような教育現場の困難さに危機感を持ち、今年6月には、衆参両院の文部科学委員会で、教育現場の実態に即した教職員定数の充実に関する決議を行い、全会一致で可決しました。
教職員が子どもたちに対し、きめ細やかで質の高い教育を実現するために、そして未来を担う子どもたちがより良い教育環境で学ぶために、少人数学級のさらなる推進が必要です。
今国会の会期は残すところ1か月となり、日程的に厳しい状況ですが、各党にも働きかけ、是非とも35人以下学級法を成立できるよう努力していくとともに、私はこれからも教育政策に力を入れていきたいと思います。