あべこべ外交。

10月30日(日)

「日本がまさにリードしながら早期発効させたい。」「日本が先行するかたちで承認し、米国にも促す。」安倍政権は、TPP批准に関してはずいぶん前のめりで、慎重審議を求める多数の国民を無視して、日本が米国をリードしたいと張り切っています。

s-dscf0095s-dscf0096

s-dscf0097s-dscf0098

 

他方、京都議定書から始まった地球温暖化を防ぐための世界的な取組みには、まったく消極姿勢で、11月7日から開催される国連気候変動枠組条約第22回締約国会議に、日本は「議決権を持たないオブザーバー」として参加するのみになりました。国会審議が批准期限に間に合わなかったからです。TPPよりもパリ協定の議論を優先させるべきだったのに、後回しにした政府・与党の大失態です。

s-dscf0101s-dscf0103

s-dscf0110s-dscf0111

核兵器禁止条約の制定に向けた交渉を来年はじめようとする国連決議において、唯一の被爆国である日本が「反対」を表明したことも理解できません。せめて「棄権」という選択もあったと思いますが、核保有国である米国に配慮してのことなのでしょうか。広島・長崎の犠牲をはらった我が国が率先して核保有国を交渉の場に引き出す使命があるのではないでしょうか。安倍政権の外交判断には一貫性も主体性も見えず、心底がっかりしました。

s-dscf0113s-dscf0116