身内に甘く、国民に厳しい岸田総理の政治姿勢

2月2日(木)

衆議院予算委員会が連日開かれていますが、岸田総理が資質を疑わざるを得ないような答弁・発言を繰り返しています。

自民党の茂木幹事長が政府に求めた児童手当の所得制限撤廃について、所得制限のない「子ども手当」の採決当時、丸川元五輪大臣は、「愚か者めが。このくだらん採決をしたバカ者どもを絶対に許しません。」と許しがたいヤジを飛ばしました。

この時、自民党は「愚か者めが」とプリントしたTシャツを党本部で販売するワル乗りまでしていました。

今になって所得制限撤廃を主張すると開いた口が塞がりませんが、総理は当時の反省をしているのかと問われると、「議論の態度、発言が節度を越えていたとの指摘は謙虚に受け止める。反省すべきは反省しなければならない」と答えました。

反省しているのか、反省していないのか意味不明であり、岸田総理の不誠実さが感じられてなりません。

また、1月の岸田総理の欧米五か国歴訪に同行した、総理の長男の岸田翔太郎首相秘書官が、公用車を使って、観光地訪問や、アルマーニのネクタイなどのお土産を購入していた問題も連日追及されています。

岸田総理は、公用車を使った土産購入を認めたうえで、「政務秘書官の本来業務に含まれる。公務だと思う。」と主張しています。

長男を政務秘書官に就任させた当初、「身内びいき」との総理への批判が沸き起こりました。

身内だからこそ、このような行動を厳に慎しんでしかるべきなのに、長男を海外に同行させ、閣僚にお土産を渡す一方で、物価高に苦しんでいる国民には増税を強いる岸田総理の政治姿勢を厳しく糾弾しなければなりません。

  • URLをコピーしました!
目次