「適材適所」とかけ離れた不適切人事。

11月1日(水)

岸田内閣の政務三役が相次いで2人辞任しました。
まず、山田太郎文部科学大臣政務官が、既婚者でありながら女性と不適切な関係を持ったことを認め辞任しました。
続いて、柿沢未途法務副大臣が、東京都江東区長選挙の公職選挙法違反事件について、選挙違反を主導したことを認め辞任しました。

第2次改造内閣が発足してから、岸田首相は人事について「適材適所の考え方に基づいて行った」と繰り返し発言してきました。
しかし、女性との不適切な関係を持つ人物を「青少年の健全な育成の推進に関すること」を所掌する文部科学省の大臣政務官に任命し、選挙違反を主導する人物を「法秩序の維持」を任務とする法務省の副大臣に任命する人事のどこが「適材適所」なのか、呆れるばかりです。

岸田首相は自身で任命した政務三役が不祥事等で辞任するたびに、「必要に応じて政治家として説明責任を果たすべきだ」と述べていますが、参議院の予算委員会への柿沢副大臣の出席を与野党で合意していたにもかかわらず、柿沢副大臣を出席させることなく、持ち回り閣議で辞表を受理しました。
受理せずに委員会に出席させれば説明責任を果たす機会ができたのに、発言と行動が矛盾しています。
岸田首相が自ら言うように「任命権者としての責任を重く受け止めている」のであれば、自民党総裁として自民党の国会議員である、山田氏・柿沢氏に記者会見等を行い、説明責任を果たすよう命じるべきです。

代表質問と衆議院の予算委員会も終わり、各委員会での審議も始まりますが、私の所属する文部科学委員会でも、法案審議の前に山田氏自身の十分な説明が行われる必要があります。
さらに、文部科学省の他の政務三役では、盛山正仁文部科学大臣が、就任会見で「社会人になりまして国交省、環境省とかにいたが、文部科学の分野とはそれほど近くなかった。これから勉強しながら一生懸命取り組んでいきたい。」と自ら適材ではないことを認めるような発言をしました。
世耕弘成自民党参議院幹事長が代表質問で「国民が期待するリーダーとしての姿を示せていない」と岸田首相に苦言を呈したように、岸田首相自身がリーダーとして適材でないから、行う人事も「適材適所」から程遠いものとなってしまっています。

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