臨時国会が閉会しました。なんともあと味の悪い国会を振り返ってみたいと思います。
国会召集初日の10月20日には、立憲民主党議員立法「旧統一教会に対する解散命令請求に伴う財産保全に関する特別措置法案」を提出者として、10月23日には「児童扶養手当増額法案」を筆頭提出者として衆議院に提出しました。
さらに、4年ぶりに衆議院本会議に登壇して、「国立大学法人法改正案」に対する党代表質疑を行うなど、立憲民主党「次の内閣」文部科学担当・子ども政策担当として全力で取り組みました。
国会最終盤には、松野官房長官の不信任決議案と岸田内閣に対する不信任決議案を提出しましたが、残念ながらいずれも否決されました。
岸田首相は「国民の信頼回復のために火の玉となって自民党の先頭に立ち、取り組んでいく。」と記者会見で発言しましたが、事ここに至っては国民の信頼を回復するのは無理でしょう。
派閥の解体や政治資金の透明化に向けた法改正に一切踏み込むことなく、掛け声だけで、実態の解明・是正に取り組む意欲も能力もないのですから。
何より、自身が直前まで会長職に留まることにこだわった岸田派も政治資金パーティーで実際に集めた収入より政治資金収支報告書に記載した金額が数千万円少ない疑いがあると報じられており、弁明の余地もありません。ここは潔く身を引いて内閣総辞職すべきです。
また、松野官房長官の不信任決議案に自民党・公明党が反対し、松野官房長官を「信任」したことには驚きました。
官房長官の交代は既定路線のように報じられていた状態で、結局「信任」した二日後に交代させるのですから、これほどチグハグな対応はありません。
国民には増税し、違法脱税をぬけぬけと続ける自民党腐敗政治に一刻も早く終止符を打たねばなりません。