1月22日(金)
今週は衆議院、参議院の本会議で各党代表質問が行われました。菅総理はマスクを着用したまま長時間、何度も答弁に立つのですから、さぞかしお疲れだと思います。
来週月曜日からは、衆議院予算委員会で第3次補正予算案の審議が始まります。緊急事態宣言下の国民生活、医療等の危機に対応するために組まれたはずの予算案なのに、緊要性のない予算まで含まれていることは問題です。
・カーボンニュートラルに向けた技術開発支援のための基金創設 2兆円。
・マイナンバーカードの普及促進 1336億円。
・大学支援ファンド 5000億円。
・GO TO トラベル 1兆311億円。
・国土強靭化 2兆936億円。
・防衛装備品の安定的な納入のための経費 2816億円。
一方で、ワクチン接種の実施のための予算は5736億円。PCR検査等の拡充には672億円が予算組みされていますが、果たしてこれで十分なのでしょうか。
どさくさまぎれの予算は止めて、今は全てをコロナ対策に集中投下すべきであり、我が党は他の野党と共に予算の組み替え動議案を提出する方向で準備を進めています。
また、補正予算審議の後は新型コロナウイルス感染症対応の特措法、感染症法改正案の審議が始まります。政府、与党の怠慢で遅きに失した感ですが、入院拒否者に対し刑事罰を導入すること等、賛否が分かれており、丁寧に与野党協議を行う必要があります。