3月23日(金)2月支給分の年金で所得税が控除されず、
約130万人が本来より少ない年金額だった問題で、 日本年金機構からデータ入力作業を委託された情報処理会社が契約 に違反し、 なんと中国の業者に再委託していたことが明らかになりました。 事は、大切な個人情報、間違えは許されない年金情報であり、 信じられない大失態です。 さらに、
年金機構が今年1月に再委託していることを把握しながら、 そのまま業務委託を継続していました。 当事者意識が欠如しており、無責任過ぎます。 マイナンバー等の個人情報の流出はなかったと機構は強調していま すが、本当にそうでしょうか。1月に問題を把握し、 加藤大臣にも報告が上がっていたというのに、 国民への公表は2か月以上も経ってからでした。 またもや隠ぺいしていたのではないかと疑いたくなります。 安倍政権はいったいどうなっているのでしょうか。 不都合なことは国民に知らせず隠ぺいすることがもはや日常茶飯事 になってしまったのでしょうか。 委託された会社の問題は、
中国の業者への再委託だけではありません。申告書を放置し、 2月支給分が過小支給となってしまった年金受給者は6万7千人、 その総額は16億円(一人当たり平均2万4千円) にも上りました。この他、528万人分のデータのうち、 入力ミスが約31万8千人分もあると見込まれています。 年金機構は26日(月)、 このうち源泉徴取税額に影響がある人数を公表するとしていますが 、金額も含めてすべてを正直に正確に発表してほしい。 年金は老後の生活の命綱であり、安倍政権には、 国民の大切な年金をお預かりしている責任の重さを自覚してもらわ なければなりません。
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